虎の門病院の看護師転職の評判は?

便利なところで働きたいと考えている看護師のなかには、「国家公務員共済組合連合会 虎の門病院」で働きたいと考えている人もおられるのではないでしょうか。虎ノ門駅下車して5分程度で病院に到着しますし、周りも便利な場所にあることが分かります。

昭和33年に開設した病院で現在の病棟も古いのですが、2019年5月は移転が決定しており、最新設備のなかで最新の医療技術を学ぶことができます。看護師教育にも力を注いでいる病院ですので、スキルを高めるために志望される人も少なくありません。

ここでは、虎の門病院の特徴についてみていきたいと思います。

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院とは

虎の門病院は、東京都港区虎ノ門において国家公務員共済組合連合会関係の中央病院として開設されている病院です。

詳細情報

【病院の特徴】
日本医療機能評価機構認定病院
地域がん診療連携拠点病院
地域医療支援病院
治験拠点医療機関 など

【病床数】
868床:入院患者数:752人 (平成28年度平均)

【診療科目】
一般内科、内分泌代謝科(糖尿病・代謝部門)、呼吸器センター内科、消化器内科(胃腸)、肝臓内科、循環器センター内科、リウマチ膠原病科、緩和医療科、精神科、高齢者総合診療部、血液内科、内分泌代謝科(内分泌部門)、睡眠呼吸器科、消化器内科(肝・胆・膵)、神経内科、腎センター内科、臨床腫瘍科、臨床感染症科、認知症科、循環器センター外科、呼吸器センター外科、消化器外科(肝・胆・膵)、乳腺・内分泌外科、脳神経血管内治療科、救急科、腎センター外科、消化器外科(上部消化管)、消化器外科(下部消化管)、脳神経外科、間脳下垂体外科、小児科、放射線科、整形外科、産婦人科、眼科、麻酔科、集中治療科、病理診断科、皮膚科、放射線治療科、形成外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、歯科、

【設置されている診療センター】
内分泌センター(内分泌代謝科・小児科・乳腺・内分泌外科・間脳下垂体外科)
聴覚センター(耳鼻咽喉科)
脳卒中センター(神経内科・脳神経血管内治療科・脳神経外科)
健康管理センター・画像診断センター

採用条件など

虎の門病院では、本院(東京都港区)または分院(神奈川県川崎市高津区)にて、常時看護師の募集が行われています。

募集内容は以下の通りです。

【常勤】
三交替勤務:(日勤)8:00~16:45(準夜勤)16:00~24:30(深夜勤)0:00~ 8:30
二交替勤務:(日勤)8:00~16:45(夜勤)16:00~ 8:30
【夜勤専門】
三交替勤務:(準夜勤)16:00?24:30(深夜勤)0:00? 8:30
二交替勤務:(夜勤)16:00? 8:30
※常勤は変則週休2日
※夜勤専門は二交替勤務では月8回以上、三交替勤務では月10回以上
※自筆履歴書と成績証明書が必要になります。

【給与(常勤)】
4年生大学卒:296,156円(平成29年度実績、準夜勤月4回、深夜勤月4回の場合)
3年生大学卒:284,452円(平成29年度実績、準夜勤月4回、深夜勤月4回の場合)

昇給:年1回
賞与:基本給の4.3月分 年2回支給
住居手当:最高27000円
その他手当:変則週休2日、年次休暇、夏期・年末年始休暇、慶弔休暇、時間外手当、特殊勤務手当、扶養手当など
退職金制度:あり(6カ月以上勤続者)

【宿舎】
虎の門病院が用意している宿舎には次のものがあります。希望者は全員入居することができます。ユニットバス・トイレ・キッチン・エアコンなどが備え付けられています。住宅手当27,000円支給されます。
◎本院
コーポラス葦手・コーポラス麻布(ワンルームマンションタイプ)
※36,000円(光熱費別)
◎分院
コーポラスすずかけ
※36,000円(光熱費別)

【給与例】
虎の門病院が発表している平成29年度看護師給与実績は以下のようになっています。

◎4年生卒
基本給:255,600円(平成29年度実績)
夜勤手当:40,556円(準夜勤月4回、深夜勤月4回の場合)
◎3年制卒
基本給:244,400円(平成29年度実績)
夜勤手当:40,052円(準夜勤月4回、深夜勤月4回の場合)
◎夜勤専門 (三交替 月15回勤務の場合)
準夜のみ:初任給259,935円、夜勤手当(1回分)17,329円
深夜のみ:初任給284,700円、夜勤手当(1回分)18,980円

【その他】
サークル活動:バスケットボール部、バドミントン部、マラソン部、軽音楽部、華道部、野球部、二輪クラブ、サッカー部など、15種類

虎の門病院の内部情報

看護師の業務について

虎の門病院は東京の中心に位置する病院ですので、地域に住んでいる人だけではなく東京近郊までも対応している総合病院です。病床数はおおむね900床ほどあり、診療科目も大変多く、一日の外来患者の平均は3000人ほどおられますので、中で働いている看護師の業務は多忙を極めているといえます。

しかし、病院内には看護師としての志が高い人が多く、教育システムも充実していることから、忙しくても満足しながら働いている人が少なくありません。看護師同士のコミュニケーションはしっかりと図れており、医師とのコミュニケーションもスムーズです。

看護師の教育システムは、新人から管理者レベルのものまで充実しており、しっかりと基礎から学ぶことができるようになっています。

新採用時には、新卒の看護師も既卒の看護師も同様に、プリセプターによる研修が実施されることになっています。プリセプターシップ研修を修了した看護師がプリセプターとなり、現場においてOJT研修を行っていきます。そのため看護業務に不安な人であっても、必要な看護業務を的確に覚えていくことができます。

またプリセプターには、チーフナースがカバーしていますので、指導に不安な面があったり分からないことがあったとしても、チームで新採用の看護師を育てていくという雰囲気が感じられます。

かなり忙しく体力勝負な側面もありますが、決して人間関係はギスギスしたものではなく、チーム一丸となって患者の対応を行っている現場です。2019年5月には新しい病棟が完成し移転することになっていますが、新しい設備のもとでさらに働きやすくなるでしょう。

残業、休み、有給消化など

部署にはよりますが、全体的にかなりハードな業務のなかで働いている印象があり、残業についても多くなっています。

日勤においては定時で帰宅することは難しい病棟も多く、一日に2時間以上も残業することも珍しくありません。2時間以上の残業を行った場合には、上司から業務内容について問われることも多く、認められずにサービス残業となることがあります。

勤務は基本的に週休二日であり、年休も取得できている人が多くおられます。ただし希望休については、1年目から取得することは難しく2年目からは取得できるようになるようです。

人間関係はいいの?

人間関係については、急性期病棟などかなり業務がハードな部署であれば、ストレスが蓄積していてイライラしてしまうこともあるようです。

ただし多くの病棟での人間関係は良好で、とくに教育システムが充実していて現場内ではコミュニケーションがスムーズであることから、人間関係において大きな問題が起きるようなことはそれほどありません。

採用された看護師は同期の職員が多く、支えあいながら業務を行っているイメージがありますので、同期同士ではかなり仲がいい印象があります。

法人内には、バスケットボールやバドミントンなど15種類のサークル活動があり、仲のいいもの同士でサークル活動している人も少なくありません。

東京医療センターの評判からみた転職するメリット・デメリット

転職するメリット

1、教育制度が充実しており、新人からベテランまでスキルアップ可能

看護師に対する教育制度はかなり充実しているといえ、新卒での採用はもちろんのこと、既卒においてもスキルを高めることができます。新採用時だけではなく、年数や経験に応じた研修や委員会活動に参加することができますので、自分の経験ペースに応じてスキルを高めることが可能です。

そのため日々の看護業務においても、看護師全員が同じレベルのもとで看護できますから、業務内容にも充実感を得られることが可能です。上司には認定看護師や専門看護師といったスペシャリストも多く、目指すべき目標をはっきりさせることができますので、日々、自分自身が看護師として何をしなければならないのか明確です。

2019年5月には新しい病棟に移転することが決定しており、新しい設備のなかで最新の医療技術を学ぶことができるでしょう。

2、福利厚生が充実しており年休もしっかりと取れる

虎の門病院に勤める看護師は国家公務員であり、給料や雇用条件、福利厚生などにおいては国家公務員に準じています。そのため、一般的な病院と比べるとかなりいい条件のもとで安心して働くことができるでしょう。

給料については、ほかの病院よりも高給料というわけではありませんが、1年目から納得できる手取りを得ることができます。夜勤手当も多く、残業代もしっかりと上乗せされています。

休みについては、交代で勤務していることから取得しやすいというものではないものの、しっかりと取得することができます。部署によっては、毎月の休みに加えて年休を重ねて取得している人も多くおられます。

福利厚生は万全で、妊娠した人には業務軽減をはじめとして、産前産後休暇が取得できます。復帰は上司と相談して、家庭に負担がかからないように配慮してもらうことも可能です。

独身の人であれば、比較的安価な看護師寮を利用することができます。病院の近くですからとても便利です。住宅手当も支給されますので、安心して生活することができます。

3、駅が近く便利で2019年には新病棟へ移転

虎の門病院は駅から近く、通勤はとても便利です。また虎ノ門の周辺も便利な場所ですので、たくさんのお店を楽しむことができます。

2019年5月には新病棟が完成し、移転予定となっています。新しい病院で、最新の設備のなかで働くことができるというのは、モチベーションも上がることだと思います。

転職するデメリット

1、人間関係は部署によりけり

虎の門病院に転職を考えている人のなかには、人間関係に不安を持っている人もおられることだと思います。

比較的良好なイメージはありますが、それでも部署によってはサバサバと働いている部署や忙しすぎて全体的にイライラしながら働いている部署があります。また医師とのコミュニケーションにおいても、丁寧に答えてくれる医師もいれば、そうでない医師もいます。

いずれにしても部署によって状況が変わってくるということは考えておかねばならないでしょう。

2、残業が多く残業申請に上限も

どの部署においてもかなり忙しくしており、看護師数も完全に充足されているとはいえませんので、常に残業をしなければならない状況があります。

1日に2~3時間程度、月に40時間以上も残業するということも珍しくはありません。

しかしあまりに残業時間が多いと、どのような理由で、どのような業務内容で残業したのか上司から問い詰められることになります。場合によっては、残業しているすべてが認められないこともでてきます。ただし、現場の病棟はチームで動いているために、できる限り早く終わらそうという雰囲気があります。

1年目の職員は希望休、有給ともに希望通りに取得することは難しいといえます。2年目くらいからはようやく認められて取得できるようになってきます。

3、教育システムや研修、勉強会、委員会活動などの負担が大きい

教育システムが整っていることは、大きなメリットではありますが、その反面、看護師一人一人の負担は少なくないといえ、経験を積むごとにその負担は大きいものになります。

新人職員を受け持つプリセプターになると、常に新人職員を中心に自身の業務を行うことになりますから、必然的に残業も多くなってしまいます。

また定期的にある研修会や勉強会は時間外での活動となりますので、負担と感じている看護師も少なくありません。

まとめ

虎の門病院で看護師として働きたい人のために、評判など詳細をお伝えしました。

東京の中心にある病院なので通勤にはとても便利で、看護師としてやりがいも高い病院ですから働きたいと考えている人は多く、また働いている看護師も充実感を得ている人が多くいます。

看護師としてのスキルを高めたい人には最適な就業先であるといえるでしょう。また国家公務員としての雇用条件や福利厚生を受けることができますので、安心して働くことができます。

さらに虎の門病院の内部情報を知りたい人であれば、看護師転職サイトに登録することをオススメします。担当コンサルタントが内部情報をしっかりと掴んでいますので、細かな人間関係や上司の性格などを知ることができます。

オススメの看護師転職サイトはこちらからご覧ください。

参考:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 公式サイト